お仕事にちょっと明るい光

プレゼンボード作成準備にかかる。
もちろん、間宮事務所に出すためね。

サンプル帳を見るためにT社へ行く。
なんと家から5分のところにあるマンション業者（デベロッパーではなく、インテリアオプションや間取りの変更設計等を請け負っている会社）。去年ここと顔がつながった時は、本当にラッキーと思ったものだ。大阪営業所を出したばかりで、H所長は私と1個しか年が違わず、すごく仕事しやすい。今年もできるだけ、ここの仕事を受けたいのだが、先方はどう思っているのやら・・・？

さて、IC（インテリアコーディネーター）の仕事には、各種のサンプル帳やカタログが欠かせない。カーテン、照明器具、クロス、床材等など。しかしこれがとってもかさばる！！会社の事務所でも、これらの置き場には苦慮している。妊娠中まで勤めていた店舗設計の会社でも、壁一面に棚を作りつけて、大量のサンプル帳を何とか収納していたのだが、これがまた、毎年のように新しいものに変わる。メーカーはしょっちゅう新製品を出すからね。
そのたびに入れ替えるのも、もう大変！

最近は不況に加え、廃棄処分等が厳しくなったこともあり、以前ほどの入れ替えはないけど、私のように自宅を事務所にしてダイニングで仕事している者には、そーんな場所などとてもない。
よって、見本帳を取り寄せずにできるだけショールームに直接行って、その場でいる分だけのサンプルをもらってきたり、人に借りたりしているのだ。

そこでT社。電話したらOKが出た。家を出て5分。なんて便利、便利すぎる。今年もよろしく。
実は、サンプル帳を見せてーというのももちろん嘘ではないけど、これからどれくらい仕事をもらえそうか探りたいというのもあったのだ。

といっても、駆け引きとか、うまい言い回しができない私。結局ストレートに聞いてたりして。

私「これから、私にふってもらえるような仕事、ありそうですかねー？」
H所長「あるある！なんぼでも！」

即答でした。

H所長「実は、マンションのお客にさー……（以下略）ってなことを考えてるんすよ。これのビジュアルツールも作ってもらいたいし、もちろんコーディネート業務もやっていってもらいたいし。」
私「なるほどねー、実は知り合いから聞いた話なんですけど、似た様な事で、S不動産が今度コーディネーターを使って……（以下略）っていう事業展開始めたらしいですよ」
H所長「販売会の既成概念を、外して行きたいんよね、もっとお客さんからお金もらえるシステムにして行きたいし」

かといって、いつからその仕事を始めろとか、具体的にどうやってどういうものを作れとかいう話には至りませんでした。

その後、色々考えて、H所長にメールを出してみた。

「（要旨）お仕事があるようで、安心しました。ただ、私としては、T社さんにお世話になるのが一番ありがたいけれど、どこでどのようにやっていくのがよいのか、Hさんともう少し打ち合わせ、詰めが必要だと思います。
またお時間のあるときにでもお話できたらと思っております。」

メール出して30分くらいで携帯がなった。

H所長「営業の合間にちょっと事務所に帰ったんで、メール見ました。色々ありがとうございます。おさかなさんがどれくらいお仕事したいのか、どれくらい稼いで行きたいのか、ちょっとぶっちゃけトークをしましょう。実は何人か採用したいと思っているくらい、仕事はあるんですよ。」
私「そうですか！ありがとうございます。私も、ICといってもまだまだ駆け出しで、経験もないし、できたら経験豊富な方と一緒にできたらとは思ってるんですよー。Hさんもこの業界には新しいし、私がもっと、任せなさい！！って言えるようならいいけれどそうではないし、1人しっかりした人がいてくれたほうが、スムーズだと思うんですよね。」
H所長「うん、うん、なるほどね。わかりました。じゃ、連休明けの火曜日にでも、事務所来て下さい。ピザでもとって、お昼食べながら話しましょう」
私「わかりました。では火曜日に」

ようやく、日の光がさしてきた。

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